インプラント手術って痛い?怖い?実際に受けた体験談

インプラントを入れたわけ

右下6番の歯にトラブルが起きたのは、7か月前のこと。
根の先に炎症が起きてしまい、近所の歯医者で何度も薬を入れて治療を続けましたが、歯根に穴が開いていることがわかりどうしても良くならず、結局抜歯することになりました。

その後、ブリッジを提案されましたが、前後の歯は健康で神経も残っていたため、削ってしまうのがもったいなくて……。
金属製のスプーンやフォークも避けるほど金属を口に入れるのが嫌いで、銀歯にも抵抗があった私はどうしても決めきれずにいました。

そんな中、たまたま上司から「インプラントを安く入れられる歯医者をテレビで見たよ」と教えてもらい、ようやく動き出すきっかけに。

インプラントは高い?

前に通っていた歯医者では、インプラントは64万円と聞いていて、正直「無理」と思っていました。
でも、紹介された歯医者では3つの料金プランが用意されていて、一番安いもので16.5万円から。

ただ、安いものは土台と上部が一体型で、後々の修理も難しい構造だそう。
歯周病にも弱いと聞き、家族が歯周病になっていたのを思い出し私もいつかきたら困るな、と中間グレードの26.5万円のプランを選びました。
真ん中のものは少し太めのネジで骨の厚みが必要とのことでしたので、確認をしてもらいこちらに対応できるとのことで選びました。
一番高いものでも36万円。以前聞いた金額と比べると、かなり現実的でした。

インプラントは10~15年持たせることができるそうなので、大事にすればもう少し長く使えるかもしれません。
ご飯も普通に噛めるし、見た目もよい、周りの歯も傷めないとなると、この値段ならやりたい!と私は思えました。

日割りにしたら安い気がする、なんでも日割り計算で決定です。

初診でカウンセリング

この歯医者さんはネット予約が可能で、希望の日にすぐ予約が取れました。
先生も数人いらっしゃるので、待ち時間もほとんどなくスムーズ。この時点でかなり好印象でした。

初診当日はレントゲンを撮影し、実はちょうど別の場所(左上5番)の詰め物も外れてしまっていたので、まずはそちらの応急処置をしてもらいました。
その後、右下6番のインプラントについての相談。

このあと何度か通院し、詰め物が取れていた箇所の治療を優先的に進めました。
治療が一段落したタイミングで、インプラントの3種類の特徴やそれぞれにかかる期間の説明を改めて丁寧に受け、最終的な意思の確認と契約書の記入を行いました。

契約が済んだら、通常はその場で手術日の予約を取り、当日に服用する抗生物質の薬も受け取るのですが……
私の場合はスケジュールがまだ確定していなかったため、その場では予約せず、後日電話で予約することに。
このときは薬ももらわず、いったん帰宅しました。

そして数日後、先生と相談してお互いの都合の合う日で手術日を決定。
いよいよ手術当日を迎えることになりました。

あ、支払いは手術の当日に全額ということでした。

インプラント手術

いよいよ手術当日。
いつもと違う、ちょっとVIP感のある特別な部屋に通されました。
目の前の大画面には、私の歯のレントゲン写真がドーンと映し出されていて、なんだかちょっと恥ずかしい……。

部屋の中には、手術器具のほかに血圧計や点滴まで用意されていて、一気に緊張感が高まります。
棚にはずらっと並んだドリルセットのような器具たち……。どれを使うんだろうと思うと、ちょっと怖くなってきました。

まずは麻酔からスタート。
使われたのは銃のような形をした注射器で、針が細いためほとんど痛みは感じませんでした。
抜歯のときよりも多めとのことで、3本打ちましたが、全く問題なし。
麻酔が効くまでの間に周囲の歯を掃除してもらい、その頃にはしっかり効いてきていました。

ここで登場したのは、手術を担当する先生。
「怖いですか?」とニコニコしながら聞かれ、「当たり前だろ!」と言いたかったのをこらえて「ドキドキしてます…」と笑って返しました。

「じゃあ、はじめますね〜」と、手術用の布を顔にかけられ、口の部分だけ開いている状態に。
「今から押されるような感じがしますよ」と言われ、確かにグイグイと押される感覚……。
あ、これ、メスで歯茎を切ってるなと思いながらも、全く痛みはありませんでした。

次に、骨をガリッと削るような音と感覚が。
その後「○○ある〜?」と話しながら先生が一度退室してしまい、「え? え?」と不安に。
しばらくすると、いつもの先生が登場してバキュームだけしてくれました(笑)

さらに少し経って手術の先生が戻ってくると、ドリルの先を何度も交換しながらガリガリと骨に穴をあけていきます。
また途中で「○○だったっけ?」とか言いながら退出……。
そのたびに布がずれて顔に当たって気持ち悪く、「早く終わって〜!」と心の中で叫んでました。

やがて戻ってきた先生が、手で金属のネジを回すような動きをして、インプラントを埋入終わり。
「はい、できましたよ〜」と言って鏡を見せてもらうと、歯ぐきの真ん中に丸い金属がちらっと見えました。

「では縫いますね〜」と軽快に進める先生。
そのスピードがすごくて、他のところまで縫っちゃうんじゃないかとハラハラするほど早かったです(笑)

そして最後、先生が前に来て「これでおしまいです!」と。
なんと今回から新しいタイプのインプラントに変わったそうで、私にはその“新型”が入ったとのこと。
「それでバタバタしてたんですか?」と内心思いつつ、うまく返せず「ありがとうございます」とお礼を言って終わりました。

ちなみに、最初は6か月待つと言われていた上部構造(被せ物)の装着も、私の骨がしっかりしていたおかげで3か月でOKに。
9月には普通に噛めるようになるとのことでした。

手術中は痛みゼロ、手術そのものも実質10分かからず終了。
バタバタがなければ、本当にあっという間だったと思います。

インプラント手術後

手術が終わった後は、確認のためにもう一度レントゲンを撮影。
そのまま待合室で少し待ち、レントゲンのチェックが済めばこの日の診察は終了です。

処方されたのは、抗生物質と痛み止めがそれぞれ2日分。
お会計を済ませて帰宅しました。

ちなみに、費用は事前に「26.5万円」と聞いていたのですが、
なぜか支払い金額は「26.4万円」でした。
え、1000円引き? 何かの割引でもあったのか……いまだにちょっとナゾです(笑)

先生からは
「麻酔が切れたら少し痛くなるけど、大したことないと思うよー」と言われていて、
半信半疑でしたが……本当に大したことありませんでした!

よく「親知らずを抜いたときくらいの痛み」と聞いてビビっていたのですが、
私の場合は痛みも治療の時より少なく「もう終わり?」と思うほどスピーディーで、あっけないくらいで。

いまはまだ縫ったところの糸が気になって、
先端がピロピロしている感じが少し気持ち悪いですが……これは1週間後の抜糸までの辛抱ですね。

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歯は大切だよね

実は私、昔歯医者で働いていた経験があることもあり、歯の大切さはよく理解しているつもりです。

虫歯を放置してひどくなった歯、
神経を取って弱くなった歯、
治療してもダメで抜歯になってしまった歯——
それを補うためのブリッジ治療で削られる健康な支台歯の末路や、
義歯にした場合の見た目やお手入れの大変さなども、現場でたくさん見てきました。

だからこそ、
「できるだけ神経を取らず、歯を残せるように日々のケアをすることが一番大事」
だと強く思っています。

今回、右下の1本はどうしても助けることができず、泣く泣く抜歯という選択になってしまいました。
その後、
「ブリッジで前後の健康な歯を削るのもいや」
「義歯で金属のクラスプ(針金)を他の歯に引っかけてダメージを与えるのも避けたい」
……と悩みに悩み、最終的にインプラントを選ぶことにしました。

もちろん費用はかかりますが、今後の口の中の健康を守るための自己投資として、私はこの選択に満足しています。

3か月後(予定)完成が楽しみです。

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